保護犬をお迎えするときに事前に用意が必要なものリスト

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お迎え予定
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どうしよう、保護犬のお迎えするのに何を用意したら良いのかな?これも必要?あれも必要?何が本当に必要?

Eriko
Eriko

わかる。私も楽(らく)ちゃんをお迎えした際に、いろいろ情報を探してハラハラしていたよ。初めての場合不安だよね。

こんにちは!元繁殖犬だったマルチーズ楽(らく)ちゃんと暮らしてもうすぐ3年、一緒に過ごす時間が最高に幸せなErikoです。

保護犬を迎えるのと、ペットショップから子犬を迎え入れるのと大きな違いは、小さな赤ちゃんではなく大きくなった子や、色々な環境で育ってきた子が多いということでしょうか。

予想しないパワーがあったり、何にどんな反応をするかわからないところがあるので、事前に用意が必要なものとはすなわち、その子がおうちに慣れて家族もその子の行動を把握するまでの間に、とにかく安全に暮らせる基本のアイテムこそが、事前に用意しておくと安心なアイテムになると思います。

この記事は、これから初めて保護犬を迎え入れる準備をしている、または保護犬の里親になることを検討している方向けです。

一番最後にまとめているので、リストだけ見たい方は目次で飛んでくださいね!

ゲージ

Eriko
Eriko

ゲージ?ケージ?どっちが正しいんだろう、いつも中間くらいで発音してます・・笑

知らないおうちに来た時に、安心できる居場所になります。

実は、私は楽ちゃんをお迎え入れした時にゲージ(ケージ?)が間に合わなくて、仮にパーテーションで仕切ってスペースを作っていました。

簡易的すぎる

でも、この場合毎回抱っこして出し入れするので、上から手を差し伸べると固まる楽ちゃんにも申し訳なく、ああ、事前に用意間に合わせておくべきだった〜!と後悔しました。未熟でごめん!

しかしその後、意外とリラックスしていた楽ちゃん

やはりゲージ(ケージ?サークル?)は必須でした。

順応性の高い楽ちゃんはすぐにゲージも大好きに

フード

保護団体によっては、お迎えの時に指定のフードの種類があったりする場合もあると思います。

もしない場合も、これまで何をあげていたか、わかる範囲内で聞いてみると良いと思います。なぜなら、いきなりガラッとご飯が変わると、お腹を壊してしまったりするからです。

できれば、保護された段階から食べているフードを最初は用意しておいて、状態を見ながら少しずつ別のものを混ぜて切り替えていくか、体調がすぐれなかったり、かゆみなどが出た場合は、獣医さんに相談しつつ、アレルゲンフリーのタイプで様子を見るというのも良いかもしれません。

Eriko
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ちなみに楽ちゃんは、シュプレモ→アカナ→ロイヤルカナン消化サポート→現在は評判が良い犬心で落ち着いてます。なんでも大好きです。

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ペットシーツ

おしっこを吸い取ってくれるシートです。お迎えする子がトイレトレーニングができている子だったとしても、新しいおうちで場所に慣れるまでは色々なところでぴっ、ぴっと出しても全く不思議ではありません。

最初だけ、場所が覚えやすいかと思って匂い付きのシーツを買って、おしっこをしてほしいところに敷いて、他の部分は匂いのついていないペットシーツを敷き詰めるという作戦にしていました。

楽ちゃんの場合は、当初は必ず外でおしっこ派だったので、最初に用意したシーツはほぼそのまま押し入れに仕舞われて、押し入れを良い匂いにする存在となっていました。

今では一箇所だけシーツを敷いている場所があって、トントンとすると、くるくる回ってシーツの上でおしっこしてくれます。雨の日などはそうしてます。

Eriko
Eriko

実は、楽ちゃんをお迎えする少し前に虹の橋を渡った長男(犬)は、愛すべき、鬼のマーキング大将でした。トイレを覚えるのが苦手な子や、興奮するとぴっと(うれション)しちゃう子、マーキングの癖が抜けない子も多くいると思います。
それまでの生活がどんな環境だったかによっても、習慣や個性があると思います。トイレトレーニングの方法は分かり易い動画などもたくさん出ているので、どこかでまとめられたらと思っています。

すべり防止用+@のジョイントマット

フローリングのお部屋がある場合、わんこが走ったときに足が滑ってしまい関節に負担が大きいだけでなく、足を捻ったり転倒したりすることもあって危険です。

そのため、床に敷き詰めるためのマットが必須なのですが、衛生的にもおすすめなのがジョイントマット。

楽ちゃんをお迎えした時に敷き詰めたジョイントマット

100円均一などでも売っていますが、一枚のサイズが小さかったりして、部屋に敷き詰めようとするとトータル結構な枚数が必要だったりします。

おすすめは下記のような大判タイプ、しっとりした触り心地でクッション性もあり安定感があります。

私は上記の楽天で販売されているものを購入しましたが、ニトリでもカラフルで可愛いジョイントマットが売っていたりしました。

カーペットや和室のお部屋なら、滑らないからマットは不要かな?

カーペットのお部屋なら走っても滑ることはありませんが、まだ慣れていない子が急なおしっこやマーキングをする可能性は大です。

ジョイント式のマットを敷いておけば、パッと一部だけ外して取り替えて丸洗いできるのでお掃除が楽ちんなので「お粗相もどんとこい!」と、おトイレトレーニングが必要な場合でもストレスフリーに取り組むことができます。

あと、畳は意外と滑るので、メインのお部屋の場合はやはりジョイントマット敷き詰めをおすすめします。

床に貼るタイプのタイルカーペットはどう?

実は、私もジョイントマットが足りない部分をカバーするために、100均で購入したタイルカーペットを使いました。ハサミで簡単に切ることができるのでピッタリ敷けて、さらにわんこも滑らず歩けて良かったのですが、こんなデメリットがありました。

  • 貼った後をしばらくして剥がすと滑り止めがフローリングに移ってお掃除が大変だった(その時は賃貸だったので、引っ越しの時のお掃除に難儀しました)
  • 汚れた部分だけ剥がして洗うと、粘着力が落ちて角がめくれてしまい余計足に引っかかるように(見た目も良くない)

ただ、デザイン性はタイルカーペットの方がスッキリしていて良いかなと思うので、洗えるタイプのものを用意するか、汚れた部分は頻繁に交換すればOKという方なら良いかも知れません。

というわけで、すべり防止用+衛生面でも敷き詰めはジョイントマット一択、なのですが、一つだけ気を付ける点があります。

それは・・

ジョイントマットの繋ぎ目は、おしっこが滲みるです。

マットの真ん中であればそのまま拭き取って洗ってしまえばOKなのですが、言わずもがな、繋ぎ目にかかってしまったり、または体の大きな子でおしっこの量も多い子だと、流れてそのまま繋ぎ目に入っていってしまうこともあります。

そうすると、周辺4枚ほどを剥がして洗って床も拭いて、という作業になるので、

できれば、ジョイントマットの下にトイレシートを敷きつめておくとお掃除が簡単です。

逃走防止柵

私が楽ちゃんを迎え入れた時に暮らしていたマンションは、犬と暮らすために設計されていたこともあり、元々玄関に飛び出し防止の内扉が付いていたので安心でした。

おうちに来てすぐはずっと後をついてくる(不安だったんだと思います)ことが多かったので、特にチャイムがなって興奮する来客時などは、もし防止柵がなければ、ドアを開けたときにスッと飛び出してしまうこともあったかも知れません。

保護犬を迎え入れたばかりの時に、一番気をつけたいのが逃走です。

まだおうちに慣れていないし、どんな物音に怖がるのかもわからない状態で、予想しない動きで玄関から、窓からパッと外に飛び出してしまって、道に出てしまった!なんて考えただけで怖すぎます。

おうちに来たばかりでは名前にも反応しないので、迷子になってしまったら探すのは困難です。

絶対にお外に離れて出ないように逃走防止柵はお迎えの前に用意することをおすすめします。

犬種や体長、年齢によっては驚くほどの身体能力でぴょ〜んとジャンプできてしまう子もいるので、元気な子なら高め高めのサイズで用意すると安心だと思います。

さらに、玄関などの出入り口だけでなく、キッチンの入り口にもゲートがあると便利です。

わんこが食べてはいけないもの(ネギとか)を調理中に落としてしまったりした時にわんこが足元にいると、パッと口にしてしまうかもしれません。

拾い食いを覚えてしまうと、外でも落ちているものを食べる癖がついてしまったりするので、なるべく食べ物が落ちる可能性があるところにはゲートをつけてわんこを入れない、というのが、わんこの健康を守ることにつながります。

Eriko
Eriko

前に住んでいたマンションは、キッチンが独立しておらずオープンだったので、料理する時だけパーテーションで仕切って、終わってから何も落ちていないことを確認してからパーテーションを外していました。

使っていたパーテーションは半透明の板をジョイントして好きな形に置けるもの↓

軽く、床に固定されないので、体が大きい子は飛び越えちゃったり、力がある子やグイグイ来る子は、パーテーションと一緒に移動できちゃうかもしれません(笑)

どうジョイントするかで様々な広さをカバーできるので、これはめちゃめちゃ便利です。

私は、お掃除の時に掃除機を怖がってパニックになる楽ちゃんを囲って別の部屋で待ってもらっていたり、お留守番させるときに入ってほしくないスペースに入れないように塞ぐのにも役に立ちました。

掃除機パニックの楽ちゃんも、セパレートで安心

今ではキッチンが独立式のおうちに暮らしているのと、掃除機にも慣れてパニックにもならず、トイレもちゃんとシートでできる楽ちゃんなので、パーテーションを使うことはほぼなくなり、バラして仕舞ってあります。

収納も幅を取らないのがGoodです。

頑丈なリードとハーネスをセットで

おうちから飛び出さないように防止柵を設置することと同じように大切なのが、お散歩の時に離れてしまわないようにすることです。

そのため、多くの保護団体さんでも、引き取りの際に「ダブルリード」を推奨しているところが多いと思います。

ダブルリードとは、首輪につける通常のリードだけではなくて、胴につけるハーネスタイプを合わせてつけることで、首輪が抜けてしまったり、一本のリードを離してしまった時にも備えになります。

絶対に、最初はダブルリードにすることをおすすめします。

保護犬と一言で言っても、一匹一匹の暮らしてきた環境が違うと思うので一概に話すことは難しいのですが、たとえば、繁殖施設で長い期間ずっと狭いゲージの中で暮らした子や、野犬だった子、飼育放棄されていた子など、お散歩をしたことがないという子もたくさんいると思います。

車の音やバイクのエンジン音、すれ違うわんちゃん、走り去る子供など、どんなことにどんな反応をするかわかりません。

楽ちゃんも、街中を真っ直ぐ落ち着いて歩けるようになるには結構時間がかかりました。

ベランダでリードをつける練習から始めた楽ちゃん(2019年9月)

最初の頃はとにかく「あっ!」と思った時には右に飛び、左に飛び、後ろに踏ん張る(これが首輪が外れる一番危ない姿勢!)など、お散歩に慣れるまでにはひやっとする場面がたくさんありました。

丈夫な首輪とつなげた丈夫なリード、そして不意にぴょ〜んと飛んでも体をホールドしてくれるハーネスと丈夫なリード、このダブルリードがマストです。

サイズもぴったりのものを選ぶことが必要なので、お迎えの前に胴回りや首周りのサイズを測っておく、聞いておくことも大切だと思います。

↓夏ならメッシュ素材がおすすめ。ハーネスは結構熱がこもります。

引っ張る動作が多い最初の頃は、金具部分が弱るのが早い場合もあるので、お散歩に出る前に金具部分が緩んでいないか、首輪やハーネスも引っ張って確認していました。

また、ちゃんと握っているつもりでも、わんこの不意な動作で手からリードが抜けてしまった!というケースも考えると、ショルダータイプのリードが最初は安心です。

移動用バッグ、キャリーケースまたはカート

お迎えする子に合ったサイズの、移動用のバッグ、キャリーケース(クレート)、またはカートは、こんなときのために必要です。

急な通院

災害時の非難

どちらもないことを祈りますが、

通院に関しては環境が変わって急に体調を崩す子も多く、そうなってから買いに走るのは大変なので、まずは一つ、体の大きさや重さに合う移動用ケースを用意すると良いと思います。

私が用意したクレートはアイリスオーヤマのもの↓そんなにガッチリはしていないです。でも軽いので、体重があまり重くない子であれば良いかも知れません。

スリング系は、抱っこが好きor慣れている5kg以下の子なら◎。楽ちゃんは抱っこがあまり好きではなく手足を突っ張るので向いてませんでした。

バッグタイプも小さい子なら◎。底板が固くてしっかりしていて、メッシュ素材のものなら窮屈ではなさそうです。

色々試して、最終的に一番使っている移動用バッグはこれです↓

リュックにもキャリーにもなるタイプ。実際には楽ちゃんが中に入っているときにキャリーにして引っ張ることはありません。振動がすごいのと、バッグ自体が斜めになるからです。

楽ちゃんを散歩させながら、背中に背負ったり、キャリーにして引っ張ったりできますし、電車に乗る時だけ入ってもらって前にリュックスタイルで抱えるなどかなり便利に使っています。

近くの評判のよい獣医さんを2軒探す

こちらはアイテムではないのですが、できれば2軒の獣医さんを前もって調べておくことをお勧めします。

2軒というのは、

近くにあって通いやすい「かかりつけ」の先生
少し距離があっても「夜間対応」の緊急病院

です。

なるべくなら、ワクチン注射に、健康診断、フィラリア予防やノミ予防のお薬をもらうだけ、そんな頻度がベストなんですが、

痒がっているとか、ご飯の食いつきが悪いとか、ちょっと不安になったらすぐ行ける病院が近くにあると安心ですよね。

そして、実際には行くことはないとしても、調べて場所を知っておくだけで安心なのは「夜間対応」の病院です。

電話で連絡して誰でも利用できる緊急センターや、事前に一度診察歴がある子のみ夜間も対応、という病院もあるので、調べるだけ調べておく、備えあれば憂いなしです。

ネット上の口コミを丸ごと信じるわけではないですが、やはり良い口コミが多いところが安心かと思います。

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まとめ

実際に”初めて”保護犬をお迎えした実体験から、以上8点が、事前に用意しておくことが必要と強く感じたアイテムです。参考になったら嬉しいです。

保護犬をお迎えするときに、事前に用意が必要なもの一覧
  • ゲージ・・・体のサイズにあったものを。
  • フード・・・保護団体さんの指定のものか、食べ慣れているものがわかればベスト。
  • ペットシーツ・・・まずは様子見で小さいサイズを敷いておくと◎
  • ジョイントマット・・・足を痛めないように。おしっこ掃除対策にもGood!
  • 逃走防止柵・・・思いもかけない動作をします。おうちから飛び出さないようにするのが親の務めです。
  • 頑丈なリードとハーネスをセットで・・・お散歩中の不意の動きに安心・体にも負担が少ないダブルリードがお勧め。
  • 移動用バックまたはキャリー・・・ちょっとしたお出かけや緊急時の避難の備えにも。
  • 獣医さん2軒・・・「かかりつけ」と「夜間対応」でいざという時安心。

次回は、「保護犬を迎えた後に用意しても良いもの」をまとめたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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